名家の結婚はこう行われている~名家の結婚プロが語る、令和の上流階級の結婚その実態と手法

あなたは名家の御曹司と結婚して優雅な生活をしたいと思ったことはありますか?
もしくは、実際に結婚相談所で名家の御曹司にお見合いを申し込むことはありますか?

 

もし、あなたが名家の御曹司との結婚を少しでも心に描いたことがあるのなら、「名家のことはよくわからないけど、なんとなくセレブでいいかなあと申しこんでいるのよね」という女性も多いのではないでしょうか。

 

また、婚活ってなんとなく条件のいい人を選んでいるんだけど、ぶっちゃけ、どんな女性なら名家の御曹司と結婚できるのか、よくわかんないやという人もいるのではないでしょうか?

 

 

だとしたら、そのまま名家の御曹司との結婚を考えるのは、少々危険すぎます・・・!

なぜなら、名家の結婚には、それなりの作法や出会うための方法、選ばれる基準があるからです。
それを知らないで、セレブならセレブほどいいやあ、なんて気楽にお見合いを申し込んだりしても、痛い思いをするだけですし、万一結婚まで至れても、何を望まれるのかをちゃんとわからないで行くと、セレブどころか気分は生涯メイド以下・・になってしまうかもしれません。

 

日頃、身上書のお見合いで名家と名家をおつなぎしている結婚相談所しあわせ相談倶楽部です。

 

今回は、令和元年を記念し、日頃表に上がることのない「名家の結婚」は誰がどのように動いて決められていくのか、その実態と手法をお伝えすることにしました。日本のこれからを代々牽引する名家が、重要な後継ぎ問題に深く関わる子息の結婚を決めるまでの、人知れぬ努力と困難の道筋を垣間見ていただけましたら幸いです。

 

Japanese garden seen from inside a traditional tatami room.

 

そもそも名家の御曹司の結婚相手はどんなところから決まるのか?
 
京都祇園などの天皇家とゆかりある旧家のおうち、200年300年と続く老舗企業の御曹司、令嬢たちの結婚。アプリで気楽に出会い、可愛かったから、意気投合したからというだけでは結婚を決められない彼らの婚活は、一般の我々には想像もつかない、精神的なプレッシャーのあるものとなります。
家督相続なんて、死語と思いきや、そうでもありません。100年以上続く長寿企業が世界一多い日本には、継いでいかねばならないおうちが、令和の今も、変わらずに存在しています。ご子息の結婚は、親御さんにも親族中にも、従業員にも、影響する・・まさに社運と家の存続をかけた一大イベントと言えるのです。
 
そのような名家のご子息たちは、今、いったいどうやって結婚相手を決めていくのでしょうか?
 
小学校からの一貫校や医学部などのクローズドなコミュニティのなかでお相手が決まるケース

ひとつには、都内や関西圏の名門私立一貫校の、幼稚園や小学校からのつながりの中で、同学年でなくても、そのつながりの中で出会い、学生時代からの交際を経て、結婚に至るケースです。また、国公立でも、医学部などのように100人程度の学生が6年間、いっしょに切磋琢磨し、部活動も一緒だったりすると、自然に信頼できる絆が固まり、卒業後、両家に認めてもらって結婚するというケースもあります。

 

学生時代のおつきあいが、卒業と親に認められないこともある

このケースで時に哀しいことになるのは、彼女の家柄も悪いものではないのに、4年間、6年間おつきあいしたあげく、親御さんに挨拶に行ったら、「うちには家柄があいません」と切られ、別れさせられることになる場合です。

 

そのことを相手に伝えなければいけない御曹司の気持ちも、親御さんに言われて断念せねばならない彼女の胸のうちも、想像に余りあるものがあります。しかし、それが責任を背負った名家の御曹司との結婚の実態でもあります。

それでも息子が彼女と別れない時、親子断絶中との話も実際耳にするくらい、名家の子息の結婚には、親が厳しいのが普通です。

名家には名家なりの、理屈だけですまない伝統としきたりの基準というものがあるのでしょう。いや、それは責任をしょわされたものの責務であり、覚悟なのかもしれません。

 

名家の結婚、やはりお見合いで信頼できる筋から決めたいと親御さんは考える

同じような教育レベルと言っても、お家柄がお互いにふさわしくないと結婚して、意図せず傷つけあうことになってはという配慮もあり、名家では、比較的息子さんが若い時から、ご縁のある仲人に、ご子息の釣り書を預けに行かれます。

結婚を広く募集したなかから、公平に選び抜きたい親御さんのお気持ちの表れでしょう。

 
名家の結婚のお見合いとは?
 
釣書・身上書とはどんな書式か?

それでは、名家の結婚のお見合いで使われる、釣書・身上書というものが、どういう書式のものであるのか、ここで見てまいりましょう。

釣り書・身上書は、正式なお見合いの時に交換する、本人と家族の履歴書のようなものです。就職の履歴書と違い、便せんに手書きでしたためるのが普通です。鳩居堂の上質な便せんなどで、縦書きのものを使います。筆記具は、万年筆か筆ペン、水性ボールペンなどがよく、ボールペンを使うのであれば、ぺんてるのプラマンなども書きやすくてよいでしょう。美しいとめ、はね、はらいが描けます。油性はあまり味がでません。

以上が、本来の釣り書・身上書ですが、とは言え、3枚ほどの便せん紙に分かれ、3つ折りの書面は見づらいので、ワードで横書きにする場合も、現在ではあります。これだとメール添付が容易です。

ちなみに、釣り書は関西圏でよく使われる言葉で、関東では身上書という場合が多いです。仲人によっては、例えば、学歴のところを何年四月入学 何年三月卒業 ・・というように、できるだけ詳しく書き上げるスタイルを釣り書、添付した場合に見やすいように、卒業のみ記す場合を身上書と使い分けている方もあります。

封筒も同じく鳩居堂のお揃いの封筒が良いでしょう。封筒には釣り書と書きますが、封は開けたままとします。

 

 

釣書・身上書の書式

・氏名(ふりがな) 生年月日

・本籍地 所番地まで

・住所地 部屋番号まで

・身長・体重・血液型

・学歴 中学、高校以降の入学、卒業 幼稚園小学校から一貫校の場合はそのことも付け加える

・職歴 入社年月、退職年月、現在の勤務先については部署役職名も書く

・資格 運転免許を含み、3つくらいまで

・趣味 ちなみにお見合いでは、海外旅行より旅行と書くなど、派手な金銭感覚を想起させるものは避けることが多い

・その他 宗教や、既往症があれば書く

 

お見合いではさらに、身上書として上記を書いたあと、家族書を続けることが多い

 

家族書の書式(お見合い用)

・二親等までの親族の氏名

・生年

・最終学歴

・勤務先・役職

兄弟が結婚している場合、そのお相手についても同様に書く

同居している場合は祖父母も書く。名家のお見合いの場合、この祖父母がどのような方であったのかまで、問題となるケースもよくあります。出身校や、どういう生業の人であったのか、商売のおうちなのか、どうなのかと言ったあたりを見られます。

 

結納の時などに交わす家族書は、永久に残すものなので、万年筆やボールペンは避け、毛筆で奉書を使って書きます。毛筆に自信のない場合には、筆耕にお願いすることもあります。

 

 

仲人はどんなところまで関与するのか?

お見合いの仲人は、結婚披露宴の媒酌人とは違い、身上書の交換から始まり、双方の意思の確認、お見合い日時の選定、当日のお二人のご紹介の席には基本的には立ち合い、おふたりがリラックスして会話を始められるような手ほどきをして帰ります。15分程度同席のあと、「ではお二人でお話しください」と立ち去ることが一般的ですが、名家のお見合いの場合、ホテルの個室や料亭でお食事つきで行われることもあります。そのようなときに、お母様もどうぞと仲人からお勧めして同席いただくこともあります。親御さんが最初にお会いになっていると、お話が進むことは早いようです。

 

仲人は、お見合いのあとも、交際から婚約に至るまでをお世話し、プロポーズや指輪購入のあたりまで、両家の間にはいって、双方の希望を伝達したりします。また、結納のときに同席することもあります。一般にはそこまでですが、結婚式や披露宴に呼ばれることもあります。

 

名家の御曹司は、結婚相手にどんな女性に何を求めるか?

名家のご子息は、一般的には女性の容姿にはこだわることが多いようです。それは、単に男性の趣味ということもありますが、大阪船場の商家では、代々家が繁栄するために、女の子が生まれるとお赤飯を炊いてお祝いしたという伝えがあるように、息子は選べないが、器量の良い娘が生まれたら優秀なお婿さんが来て家は栄える」と言われたりします。器量の良い娘が生まれるようにとの含みが、お嫁さん探しのときに、あるのでしょう。

 

最近の傾向として、男性側からの要望に多いものは、背の高い、すらっとした美人。自立し、仕事をされている優秀な女性が好まれることが多いです。高学歴な男性ほど、知的レベルの同じ方ということを希望してきます。仕事から帰って、会話を相手に合わせることに気を使うのが疲れるとの理由だそうです。

 

親御さんの厳しいチェック

ご本人だけではなく、親御さんからの希望もいろいろとあります。一番多いのは、本人の学歴、親の学歴。出身地、兄弟姉妹の存在です。男の兄弟のないおうちはダメと指定されることもあります。また、女性の実家が遠方なのを断りの理由にされることも、稀にあります。

 

結婚してからはどんな苦労が待っているの?

 

経済的にはゆとりがあり、独身女性の羨望の的になりそうな名家の御曹司との結婚ですが、名家に嫁ぐと実際にどんな日々が待っているのでしょうか。それなりに要求されることは多く、いい悪いとかやりたいやりたくないという本人の希望とは別に、しなければならないことも、あると言えば多少出てきます。

 

お母様とご挨拶回り

結婚式が終わると、まずご近所やお得意先に菓子折りを持って、お母様に連れられ、ご挨拶回りをします。

ちなみに、筆者が嫁いだ時、ご近所の方から30年前の、姑の嫁入りのエピソードを聞かされました。「お母さんがお嫁に来てお姑さんと来たときには、なんて綺麗な方、原節子さんみたいと思ったのよ」と・・。たわいもない周囲の言葉の端から、「権力は依然として義母にある」ことを悟った20代の嫁でした。

 

夫のいないところでも出産のプレッシャー

結婚生活が始まると、しばしば姑から電話があり、ランチに誘われたり観劇のお伴をしたりします。帰りのお茶の席で、

「子どもはまだなの?主人もとにかくまっているから、できたら早めに」と言われたりすることもあります。名家に嫁いだらしかたのない任務かと思います。

 

少なくとも義母の教育レベルは追い抜かねばならない

出産と同時に求められるものとして、子どもの教育があります。特に、男性の家のほうが、格上のときには、お嫁さんは文句を言われないためにも、お子様の受験教育の成果には、必死になり頑張って結果を出す傾向があります。まずは有名私立中学に合格させ、現役で医学部に合格させるところまでが医師の家ですと嫁の責務になります。幼稚園受験から18歳で合格までの15年強は、365日不休と言ってもよく、教育に関してはとにかく必死なのが、名家の子育ての現実です。

 

実家に帰りづらい 嫁姑について

姑尊命中は、基本的には実家に帰りづらいのが、名家あるあるです。名家に嫁ぐ場合、嫁である場合は、どこか「今は下積み」的な覚悟も必要かもしれません。少なくとも、表面的にはそのくらいの気持ちで臨んだ方が、夫を助けることになります。

嫁側の不満や我慢もある一方で、姑側からの不満もよく聞きます。「嫁がちゃんとやってくれない、でもそれを言ったら角が立ち、息子がかわいそうだから、息子のために忍の一字で私は我慢する」とのスタンスです。私が我慢さえすれば、息子夫婦はうまくいくわけだから、と、お母様たちは、嫁時代には姑に我慢を、嫁が来たら来たで、また新たな我慢をくりかえしておられます。

 

 
まとめ 名家の結婚

名家の結婚は、選ぶほうも選ばれるほうも、責任があるので容易ではありません。属性の一致、その方の人生観、結婚観。それが本人だけでなく、祖父母の代まで要求されると言っても過言ではありません。お嫁に行く時には、もちろんそれなりの覚悟、そのおうちの歴史を次世代に繋げるのが責務という自覚がないと、結婚後もうまいかないでしょう。

 

また、名家のおうちはお付き合いも広く、多くのお話が既に集まるのですが、お断りがしづらい面も否定できません。

角が立つので、お見合い専門の人に頼んだ方が気が楽とよく言われます。

 

正式に婚約の前には、お相手に関して、調査をかけることが多いですが、仲人というフィルターを通すので、リアルで気楽に出会うよりは、最初から相手の環境がわかっている安心があります。

名家の結婚、名家同士の結婚を考えるときには、今でも、一般の結婚相談所と違う、身上書ベースのお見合いを水面下でお世話する仲人もいるので、依頼をしてみるのも、ひとつです。自分や親御さんの人脈で探すにしても、マックスまで選択肢を広げ、その中から最良の伴侶を選ぶのが、名家の子息の結婚の基本スタイルになります。

 

 

 

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